救急搬送された母。
検査の結果、原因は「急激な貧血」でした。
翌日、紹介された病院を受診したものの、母の体力は限界。
少し歩くだけで息切れし、待合室で座っているのもやっとの状態でした。
「これは、車椅子がないと無理だ……」
そう痛感した私が、パニックになりそうな頭でたどり着いた「車椅子の無料貸出し」と、介護の盲点だった「自身の腰を守るアイテム」についてお伝えします。
大学病院の予約は1週間待ち。募る不安とモヤモヤ
救急搬送の翌日、紹介状を持って内科を受診したところ、「内視鏡検査ができないため、大学病院を紹介します。」とのこと。
先生がその場で電話してくださったものの、予約が取れたのは1週間後でした。
「そんなに待たされるの?」という不安と、原因が特定できず薬も出ないもどかしさ。
世の中の順番待ちは仕方ないと分かっていても、目の前でフラフラしている母を見ると、祈るような、それでいてモヤモヤした気持ちが消えませんでした。
医師からの指示
・とにかく安静に
・消化の良い食事を
・容体が悪化したら、迷わず救急車を呼ぶこと
「車椅子」が必要!でも、どう手配すればいい?
母の様子を見ていて、早急に車椅子が必要だと感じました。
しかし、いざ手配しようと思うとハードルがいくつかありました。
購入するには?: 知識がないし、場所を取る物なので失敗したくない!
通常のレンタルは?: 1ヶ月単位が主流(約5,000円〜)
病人のケア、愛猫のお世話、家事……。やることが山積みで、私の決断力は限界に達していました。
「自宅でレンタル品を待機して受け取る時間すら惜しい!」というのが本音でした。
社会福祉協議会(社協)の「無料レンタル」という選択肢
藁をもすがる思いで「車椅子 レンタル 即日」と検索して見つけたのが、社会福祉協議会(社協)の貸出しサービスでした。
そしてなんと、無料で貸していただける。
電話で問合わせると、「空きがあるので即日貸出しOK」とのこと!
手続きの流れ
- 電話確認 在庫の有無を確認
- 窓口へ行く 私は徒歩(20分)で向かいました
- 本人確認 マイナンバーカードを提示
- 書類記入 必要事項を記入して、その場で受取り
社協は地域住民が主体の民間団体で、こうした柔軟なサービスを展開しているそうです。
※サービス内容は地域によって異なりますので、お住まいの地域の社協をチェックしてみてください。
【要注意】車椅子を押す人の「腰」が危ない!
ここで一つ、意外な盲点がありました。
借りた車椅子を自宅まで押して帰る際、不慣れな前屈みの姿勢が続いたせいで、即座に腰が痛くなったのです。
「車椅子で腰痛になるなんて……」と驚きましたが、実は車椅子の押し方のコツを知らないと、知らず知らずのうちに腰へ大きな負担をかけてしまうそうです。
本来は「腕だけで押さず、背筋を伸ばして足腰の力で進む」のがコツですが、フラフラの母を乗せて段差や坂道を移動するとなると、理想通りの姿勢を保つのは至難の業。
これから母を乗せてグイグイ押していく日々を考え、私は迷わず購入したのは
バンテリンサポーター 腰椎コルセット
これには本当に助けられました。車椅子操作中に「あ、今、腰に負担がかかってるな」と思うシーンが多く、このベルトがなかったら私の腰が先に悲鳴を上げていたはずです。
サイズ選びに迷ったら、大きめを選ぶのがおすすめです。
柔軟な対応に感謝。貸出期間の延長も
お借りする際、「次の予約が入っていなければ延長もできますよ」とアドバイスを頂いていました。
結果、想定外の事態が起きたため、途中で電話連絡をして1週間ほど伸ばしていただきました。
この柔軟な対応には、本当に感謝しかありません。
最後に
家族の介護や補助はある日突然やってきます。
昨日まで普通に歩けていたのに、今日は一歩踏み出すのもやっと……そんな現実に直面したとき、誰だってパニックになりますし、何から手をつければいいか分からず決断力も落ちてしまうもの。
私自身、今回「車椅子の無料貸出し」という選択肢に救われました。
もし、この記事を読んでいるあなたが一人で抱え込んでいるのなら、ぜひ地域の「社会福祉協議会」のような公共のサービスを頼ってみてください。
専門的な知識がなくても、今の困りごとを伝えるだけで、開ける道があるはずです。
そして、サポートする側のメンタルや身体のケアも大切です。
私のように腰を痛めないようご自愛ください!


